キャマママ🕊ママネ

どこかの誰かに届きますように。。🕊🌱

桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿。

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2022.3.9.です。

 

サンキューの日、なのかな。

 

 

 

さて

 

今日は、思い掛けず、梅見に行くことになりました。

 

 

 

 

 

梅、、、わたしには、

 

つらい、想いのする花でした。

 

 

 

 

22年前、わたしの亡き母が、

 

わたしの初めての子供であり、母にとっての初孫の

 

娘の誕生を祝って

 

 

梅の木の苗を

 

 

買って来てくれました。

 

 

苗ですから、小さいです。

 

まだ、ほんの、20センチくらいの高さだったでしょうか。

 

 

その苗

 

 

大切に大切に育てて来て

 

 

娘と共に成長をしていました。

 

 

5年前には

 

 

初めて花の後に実をつけ

 

 

とても嬉しく、喜んだわたしでした。

 

 

その梅の花の色は白く

 

 

とても高貴な佇まいの梅でした。

 

 

名前は覚えがないのですが、

 

 

白梅であったのですね。

 

 

 

その梅。

 

 

大切に玄関脇に、大きなお気に入りの鉢に入れて育てていたのですが

 

 

ある時に、その脇にある、別の木の枝を切って欲しい、と義弟に頼みましたら

 

 

なんと、義弟。

 

 

娘の梅の木まで、

 

 

無慈悲なまでに、枝を切り落としてしまったのでした。

 

 

木の区別がつかなかったようです。

 

 

見るも無惨な姿となった、娘の梅、、、。

 

 

『どうか、枯れないで』

 

 

 

と、祈り続け、撫で続けました。。

 

 

なぜなら、それは、母が急逝した、その年だったから。

 

母だけでなく

 

梅まで、逝かないでーーー、と。

 

 

母は初夏に亡くなりました。

 

 

そして、その次の冬が、

 

 

娘の二十歳を迎える年でした。

 

 

 

その二十歳の春に咲く梅を

 

 

 

わたしは、

 

たのしみに、たのしみに、

 

していたのでーーーー

 

 

その、枝をすべて切り倒された梅を見て

 

 

わたしは、母の急逝の直後もあって、

 

こころも折れてしまい、

 

 

脇目も振らず、泣き崩れてしまいました。

 

 

 

あれから、3年。

 

 

本当は、梅を見るのは、つらかったのです。

 

 

でも

 

 

ここで、乗り越えないと、との想いで

 

 

しかも、共に行く人々は、

 

 

たのしみにいくのです。

 

 

『梅はちょっと。。。』とは、

 

 

言いたくありません。

 

 

 

 

今日は

 

 

白梅を、より沢山、眺めて、来ました。

 

 

 

娘の梅が元気に生きていたら

 

 

きっと、こんな風に

 

 

風靡な姿を

 

 

見せてくれてたでしょうから。。。

 

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枯れ落ちてしまった、娘の梅の木。。

 

 

 

もう2度と会えない、母と同じ年に

 

 

逝ってしまいました。。。

 

 

 

『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』

 

 

という言葉がありますが、

 

 

 

いくらなんでも

 

切り過ぎでしたーーーー。

 

しかし、良かれと思い切ってくれた義弟に悪意はありません。

 

怒る事はできません。

 

 

悲しみでいっぱいでしたが、

 

お願いしたのはわたしです。

 

 

怒ることなどできないのです。

 

 

 

いまもまだ、未練たらしく鉢だけ残しています。

 

 

そうだ!

 

この春から娘は就職。

 

それを記念して、

 

新しい梅の苗を、求めよう!!

 

 

うん、そうしよう!

 

 

梅の苗、て、どこで買えるのかな。笑