2022.4.10.です。
あの人は
わたしのこころを知らないまま
きっとこの世を去るでしょう
あの人は
わたしがどれほど
こころを尽くしたかもよくは気付かぬまま。
自分の目からの
自分の秤からの
自分が上だという目線からの
見方でしか
わたしを
見てはいないから。
ずーーっと、黙ってしてきたこと
ずーーっと、見せずにしてきたこと
あの人は気付くこともなく
わたしを「こんな感じだろう」と決めつけて
むしろ自分が
見てきてやってる
これだけしてやってる
と
思ったまま。
わたしも言わずにいたことや
不都合でも合わせてきたことや
痛みを我慢してきたことを
まるで知らずに
誇らしげです。
ああ、そうだよね
それに気付かせてくれたのですね。
たとえ、これだけ
近くで生きていても
互いに、互いの本当の想いは
知り合えないまま
わからないまま
その存在のたいせつさを尊重し
危うげなカタチのうえを
共に歩いて行くのですね。
虚しいと思うか
寂しいと思うか
それらを超えて
愛おしいと思うか。
たくさんのこころを
味合わせてくれて
深いご縁で
出逢わせていただき
本当に ありがとうございました。
まだもう少し
時間はあるかもしれません。
しあわせに、笑い合いましょう。
ほんの一瞬のまばたきのような人生を
ともに、過ごして行きましょう。
いまはただ
しすがに、目を閉じて・・・
